バイクの塗装のやり方と注意点
バイクの塗装をDIYで自分で缶スプレー塗装するときの塗装法
バイクの塗装を自分で缶スプレーで塗装するときの10の注意点
1、表面の不適切な下処理:塗装前のサンディングや洗浄が不十分だと、塗装がうまく定着せず、はがれやすくなります。 2、湿度と温度の管理不足:適切な湿度と温度で塗装しないと、乾燥が不均一になったり、塗膜がうまく形成されなかったりします。 3、塗装間隔の誤り:各コートの間隔が短すぎると、塗膜が流れたり、気泡が発生したりする可能性があります。
4、塗料の選択ミス:バイク用の塗料ではなく、一般的な塗料を使うと、耐久性や光沢に問題が出ることがあります。
5、不均一な塗り:ムラがあると見た目が悪くなるだけでなく、塗膜の耐久性にも影響します。
6、塗装環境のほこりや汚れ:塗装中にほこりや虫などが付着すると、仕上がりが損なわれます。
7、適切なマスキングの欠如:マスキングテープを適切に使用しないと、塗装が必要ない部分にも塗料が付着してしまいます。8、不十分な換気:塗装時の換気が不十分だと、健康を害する可能性があります。
9、乾燥時間の不足:塗装後の十分な乾燥時間を取らないと、塗膜が弱くなりやすいです。
10、クリアコートの適用ミス:最終的なクリアコートを適切に施さないと、塗膜の耐久性や光沢が低下します。
これらのポイントに注意を払い、丁寧に作業を行うことで、DIYでのバイク塗装が成功しやすくなります。
最後に、バイクの缶スプレー塗装に一言だけ!
以上が大体もし自分がやる時の注意点ですが湿気や静電気等の対処など色々有ります、ネット等でいかにも簡単にできるような記事を見ますが、どうでもいいパーツやパーツの裏側などだったら缶スプレー塗装でも良い場合もありますが、大事なモノは缶スプレー塗装はしません。勇気のある人は失敗した時高くつくことを前提に自らが責任を持ってやってみてください。
最近バイクの塗装を缶スプレーで自分で簡単にできそうに見える怪しい記事が増えています。お気をつけ下さい
バイクの塗装のやり方、プロの塗装のやり方
実際にネットを参考に塗装を剥がして缶スプレーでサフェーサーから塗装までをオーナーが自分でやった半年後のタンクの塗装状態だそうです。剥離から塗装までやり直し新車以上の塗装で仕上げました。
バイクの塗装のはがし方
一度塗装を剥がしてからサフェーサーを塗り三回から四回くらい塗装している模様なので、一回の剥離では全部塗装が剥がせない状態。古いバイクではよくあります。裏側に剥離剤が着かないように普段はマスキングしておきます。排水口の近くへ持っていってきれいに水で流します。
金属製の皮すきベラを使いながら、剥離剤工程を2度行いなんとかここまで塗装を剥がし水洗いまで終えました。乾燥後のタンクは軍手等をはめて、作業を行なっていきます。絶対に素手では触ってはいけません、手のひらの汗で後々錆が出ることがあるからです。それぐら丁重にプロは扱って作業を進めていきます。
裏面は塗装の剥がれや、かけの段差を取りながらサンダーに専用サンドペーパーを貼り120番〜280番まで番手を落としながらサンダーが入らない所はスポンジパゥとにペーパーを貼り手でサンディングしていきます。
それがこちらです!
バイクの塗装のやり方、ウォシュプライマーの塗装
ここからはニトリル手袋を付けてシリコンオフをウエスに浸してしっかりと、くまなく拭きもう一枚の空のウエスでしっかりとシリコンオフを拭き取ります。その後でエアーブロー後に錆止めの為のウォッシュプライマー塗装してから凹み等をパテ処理し最終番手280番のペーパで仕上げます。
バイクの塗装のやり方、サフェーサーの塗装
板金処理後に最終下地仕上げにパテ痩せ等を完全に抑えられるウレタンサフェーサーを塗りメーカー指定時間の乾燥後に600番〜1000番位のから研ぎペーパーで仕上げて塗装していきます。(昭和の時代は水研ぎ用サンディングペーパーで仕上げていましたが塗装の流れ取りぐらいしが今は使用しません。水研ぎサンディングペーパーは手のひらを縦に動かして使うと塗装後に指の跡が出たりして、使い慣れないととても難しいのでお勧めできません)
下色の黒を塗り、クリヤー塗装で仕上げたところ。クリヤーは各国産メーカーの最上位のモノを使用します。今は、厚塗りしても艶火消しなく磨き艶のとても良い外資系のカスタムペイント でよく使用されてるモノを使って仕上げています。
バイクの塗装のやり方、下塗りからクリヤー塗装まで
裏側も同じようにクリヤーで艶を出し、それによって湿気を弾くように仕上げていきます。
バイクの塗装のやり方、旧車のラインの入れ方からクリヤー塗装
今回はストライプを張って仕上げて欲しいということでクリヤーを1000番〜1200番のから研ぎペーパーで塗装の肌やブツ
を研ぎ落としシリコンオフで拭い後で手を洗いストライプを貼って、もう一度クリヤーで仕上げています。ストライプ部分がペーパーを当てて磨いても段差がきつい場合さらに全体をサンディングしてクリヤーコートして磨いて仕上げます。
バイクの塗装のやり方、DIY塗装の限界
実際にここまで手を加えて、やっとここまでかかり完成です本当に大切に綺麗に乗りたい方は、迷わずプロにお願いしましょう。
最近やたらと、この手の失敗後の相談からのバイクの塗装の相談がふえています。適適当な缶スプレー塗装後の場合たいがい剝離からの塗装とかプラスティックパーツの場合、缶スプレー塗装が厚すぎて表面を犯していたりします。そうなると違うパーツを用意しなければなりません。結局、材料を揃えたり事後の追加料金を考える時間と、お金の無駄になることが多いとおもいます。
最後は当時の新車以上に仕上げてお客様にお渡しします。
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